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石鹸についてよもやま話

2011年06月28日 15:30

いきなりですが、


石鹸ってダメですか?


みたいなご質問をよく頂くので、ここで改めて記事にしたいと思います。


私の回答は、


別に乾燥に悩んでないなら石鹸いいんじゃない??

です。

まず、石鹸を好きな方というのは2パターンいらっしゃると思ってる。


①石鹸の洗い上がりキュキュが好き


②合成界面活性剤が怖いから石鹸しか使いたくない




昔から私のブログ読んでくださってる方は知ってると思うけど、かく言う私も昔は「合成界面活性剤は悪い~」と思ってた。石油由来も悪いと思ってた。

でも、化粧品作ろうと思って勉強しはじめて、業界紙読みはじめたりするとそれがいかに歪んだ考え方かわかった。そして、「●●は危険」という文言が自分のとこの化粧品を売るための単なる文句だってことも。
いわゆる「この壺買わないと不幸になるよ!」みたいなもんです。

別に石油由来の原料を積極的に使おうとは思わないけど、肌への「あたりがいい」とか「より刺激がない」って場合、毛嫌いせずにうまく付き合っていくことも大事だと今は思ってる。
それは別に私に限らず、どこの化粧品会社も同じだと思うのです。

つまるところ、①の人で乾燥なんかが気になってないならぜひ石鹸使っていいんじゃないかと思う。

ただ、②の人でさらに乾燥も気になる・・なんていう人は、石鹸以外の選択肢も考えた方が肌にはいいんじゃないかと思う。
一般に、石鹸っつーのも「アニオン界面活性剤」として業界では分類されてる。この辺はぐぐればいっぱい情報でてくるのでサラリと行きますが、アニオン界面活性剤とはマイナスのイオンに帯電しとるやつね。

そして、石鹸だけが天然物と思うのはいささか疑問。「天然界にそのものとして存在しているもの」という定義でいくならば、脂肪酸をアルカリで中和させて作る石鹸って思いっきり化学合成品なのですよ。
はたまた、天然界に存在してる・・というなら、石油っつか原油は立派な天然物だしね。


ぐだぐだ言うのもなんなんで、参考まで・・のデータだすよ。


洗浄データ
(フレグランスジャーナル 2008・12)

これは、それぞれの洗浄用界面活性剤水溶液(10%)で洗浄後、テープストリッピング法により角層を回収し、NMF成分を定量したデータです。

テープストリッピングってのは名前の通りで、セロテープとかを皮膚にはって、はがして角質を採取する方法ね。そのテープにある成分を分析してるから、量が多いほうが肌のアミノ酸奪われてないよ~ってことね。


ラウレス硫酸Naというのは合成界面活性剤の代表悪玉としてよく言われる「ラウリル硫酸Na」にEO(エチレンオキサイド)付加して分子量でっかくして刺激緩和させたもの。シャンプーとかによくつかわれてるね。
ラウロイルグルタミン酸Naというのはアミノ酸界面活性剤です。そして、このデータはこの原料を開発してるメーカーがだしてるものだから、まぁそういうとこもなんとなく加味してみてねというわけ。だから別にこのデータがすべてとは思ってないし、一参考として見て頂きたい。

私はこのブログでも再三、超乾燥肌の人はアミノ酸系の洗浄剤がいいよ!と言ってきた。

・・・ってこのデータ見ると、アミノ酸界面活性剤は乾燥肌にオススメ!という理由がわかるっしょ。

私が洗顔って大事!という理由がわかるっしょ。洗顔でむやみに肌の潤いを流出させると、あと後いろんなものを塗ってもなかなか追いつかないってのがわかるっしょ。

ただ、あくまで平等に話したいので言うけど、アミノ酸界面活性剤も万能ではない。
時としてかゆみが出てしまう人もいる、そして、洗い上がりがヌルヌルしがち。つまりさっぱり感大好きの日本人の嗜好に合わない(笑)
ただ、ぬるぬるを我慢できて、かゆみも出なければ肌により優しい洗浄剤なのさ。

石鹸についても言及しておきましょうね。このデータでどんな組成の脂肪酸石鹸を使ってるのか定かでないからいろいろ言うのは気が引けるけど、石鹸ってだいたいどのデータみても洗浄力強い&肌の潤い奪う的な結果なんだよね(汗)
往々にして石鹸ってのはアルカリが強いの。つまり高アルカリ。
アルカリってのは汚れを落とすにはすっごいいいのね。でも、その反面肌の潤いも奪う。
健康な肌は、弱酸性っていうのはみんな知ってると思う。だから健康な肌ってのは石鹸でアルカリに傾いても弱酸性に戻るんだけど、敏感肌とか肌の機能が弱ってたりすると弱酸性に戻るのにすっごい時間かかったりする。その間肌はとっても外部刺激によわーくなってしまうのさ。
だから、敏感肌は弱酸性で洗おう♪というわけ。ちなみにウォッシングクレイももちろん弱酸性だっ!

あと、石鹸特有の「きゅきゅ!」の洗い上がりは石鹸カスによるものですね。
石鹸カスは、水道水の中のミネラルと石鹸内の成分がくっついて残るやつね。今の石鹸はキレート剤(EDTA)とかが入ってて石鹸カス防止など工夫されてるとは思いますけど・・・
あ!ちなみに、石鹸は「パルミチン酸」とか「ミリスチン酸」とかの脂肪酸と並んで水酸化Kとか水酸化Naっていうのが入ってれば石鹸ですので~「カリ石鹸素地」だけが石鹸じゃないですからね~

とはいえ。私は石鹸あんまり使いませんが、全否定じゃないからね。
DHCのマイルドソープなんて一個は絶対常備してるし、モーレツにドロドロになった時なんてやっぱり汚れ落ちのいい石鹸がいいよね~と思うし。


要は使い分けなんですよ。


石鹸にもいいところがあるし、他の洗浄剤にもいいところがある。
はたまた欠点も両方あるわけです。ぶっちゃけパーフェクトなものなんて存在しません。
だから、それは季節によって使い分けるもよし、その日の肌の状態で使い分けるもよし。
こちらのさじ加減で使い分ければいい話。

化粧品は肌につけるものなんだから、肌に対してどういう作用かっていうのが一番大事じゃないかい?
それに、化粧品原料ってのは日々研究者が肌に負担のないように、でも効果はしっかりあるように進化してる。
石鹸は一番長く使われきた洗浄剤であることには間違いない。でも、今や選択肢はたくさんある。
だとしたらよ。今貴女が②の意見で、でも乾燥に悩んでいるとしたら、石鹸だけが安全だと信じて自分の肌をさらなる乾燥に追い込むことないんじゃないか?というのが私の今の意見。


何度も言うけど、今石鹸使ってて特にトラブルないとかだったら全然変える必要なんてないんだからね!


スキンケアとは肌との対話!

貴女の人生が貴女だけのものであるのと一緒で、貴女の肌は貴女だけのもの。

自分でいろんなものを確かめながらいいアンバイを見つけていくしかない!

ということで、石鹸に関する私の意見は以上♪


ちなみにアミノ酸界面活性剤は、タウリンだとかグルタミンとかアラニンとかそういうアミノ酸の名前が入っている!代表的な商品は・・・ミノンあたりか?


・・・と。ウォッシングクレイに入ってるコカミドプロピルベタインってのは、ヤシ油にアミド基がついてさらにベタインとくっつけてるやつで、両性界面活性剤という分類。名前はアミドってついてるけど、これはアミノ酸界面活性剤ではない!
なぜか??アミノ酸界面活性剤とクレイの相性がわるくって製剤中で分離したから不採用にしたの。アミノ酸界面活性剤は意外と相性があって難しいのよね。
さらに、洗いあがりもクレイといっしょに使うとなんだかギシギシした膜みたいなのを感じて全然よろしくなかった。だからコカミドちゃんにしたのよね★

両性界面活性剤は、分子構造にプラスとマイナスを持っていてPHによってその働きが変わる。
アルカリの時はアニオンになり、酸性になるとカチオン(吸着効果)があるからコンディショニング効果がある洗浄剤といわれる。
えぇぇ肌に吸着すんの!?と思った方いらっしゃるかもですが、基本的には洗い流されるものですし、ヤシ油もベタインも万が一肌に残ってもちゃんと分解されますから大丈夫。
というかウォッシングクレイにはどっちにしろちょびっとしか入ってないからさ・・・クレイの補助剤だから。

両性界面活性剤はとくにベビー用洗浄剤で使われてるね。肌にマイルドだから。
ココアンホ酢酸Naとか名前がぎょえーって感じかもだけど超超ウルトラマイルドだからね。

みんな変な成分解析の本とか読んじゃダメだよ~ ←お前が言うなって?(笑)

ま、マイルドってのも裏を返せば汚れ落ちちょっと悪めってことなので、やっぱり使い分けが大事と思いますよ。

そんなこんなで長い文章読んでくださってありがとうございました。


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