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熱処理によるダメージを防ぐには!?

2011年10月03日 13:45

ヘアケアの開発に入ってから、毛髪を猛勉強中。

皮膚と毛髪って結構違うから本当にいちから勉強中。

一番の違いは「毛髪は自己回復しない」ってことではないでしょうか。

肌は、一時的にあれたり、傷つけてしまっても、なんだかんだ治りますよね。でも髪は一度ダメージを与えてしまったら、よくなることはありません。
シリコーンとかをはりつけてつるつるに見せたり、手触りよくしたり、そんな感じでなんとなくごまかすしかなくて、根本的に改善することは無理。

日々のシャンプーや、ドライヤーによる乾かしでも少しづつダメージは蓄積されるので、本当に気を付けなければいけないなーと思う日々です。

ドライヤーだけだと毛髪表面温度は100度前後まで上がるんですが、ヘアアイロンでは200度近い高温に毛髪がさらされるわけです。
だもんで、コテとかでガンガン巻いたり、ストレートアイロンとかでぎゅんぎゅん伸ばしたりすると、髪はもちろん痛むわけですが、髪がどんなんなってるかがこちらのカネボウさんの研究で示されてます。

180度ヘアアイロンで一回処理。

ヘア
(FJ 2010年11月号)


ぎゃーん!髪表面がぶつぶつしてるがなーーー

こちらは180度で60回処理した後の毛髪の横断図↓

ヘア1


なんかスカスカしてる・・・

毛髪内部では、ヘアアイロンの熱によって毛髪内部に存在していた水分が沸騰して水蒸気となり、毛髪の外側にむかうことで、繰り返しのヘアアイロン処理によってキューティクルの構造変化を起こすと考えられる。

また、キューティクル表面においては、水蒸気がキューティクルを押し上げてブリスターを発生させ、繰り返しのヘアアイロン処理によって剥がれる現象が発生すると考えられる。




で、このあと、乾いた髪と濡れた髪へアイロンあてたときの研究がなされてるんだけど、これは、よく言われるように濡れた髪にアイロンあてた方が痛むから気を付けましょうね。

さて、そこで、カネボウさんはいろんな原料を髪に塗ってみてアイロン処理から守れないか考えた。
髪に原料を塗布して、60回のアイロン処理をしたその結果がこれ↓

ヘア3

グリセリンが全然ダメってことですね・・・

PGも同じ結果で、これはヘアアイロンによる毛髪タンパク質の熱変性を促進させたものと考えられる。
一方、ジメチコンコポリオールは破断郷土の低下がみられず、毛髪ダメージを防止する効果が高かった。
これは構造中に親水基と疎水基の両方を有しており、毛髪内部の水への熱の移動を抑制し、水の沸騰による水蒸気発生をコントロールすることにより毛髪ダメージを防止していると考えられる。



ジメチコンコポリオールはシリコーン系乳化剤なんですが、いい働きするんすねー
基本的にはあまり好きじゃない系の原料ではあるけど、こういうの見るとうまく付き合っていく必要があるなーとか思います。アイロン使うときだけはジメチコンコポリオールのパワーを拝借しようとかね。

これはね、みなさんにもそう思ってほしいの。
○○はダメだ!危険だ!というのは簡単だけど、その原料がじゃあなぜ開発されたのか、よく考えてみてほしい。
当たり前だけど、今よりもいいものを作りたいっていう思いで原料会社も開発したり、メーカーも製品作りにいそしんでいるわけね。
だから、こうやって原料会社やメーカーがいかにデータを駆使して、よりよいものをつくろうとしているかみなさんにもっと理解してほしいです。

むやみやたらの「○○は危険です!」という言葉に惑わされないで、さまざまな情報の中から選択してほしいと思います。

それにしてもグリセリン塗布してアイロンあてるとよろしくないなんて驚きよね。
グリセリンも万能ではないのね・・・ふむふむ。




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