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防腐について考えよう

2012年04月04日 13:07

防腐剤について少し。

化粧品が影響を受ける主な微生物は


細菌(グラム陽性菌)・・・黄色ブドウ球菌、芽胞菌、リステリア菌、乳酸菌、アクネ菌

細菌(グラム陰性菌)・・・緑膿菌、大腸菌、サルモネラ、レジオネラ

真菌(カビ)・・・・黒コウジカビ、青カビ、黒カビ

真菌(酵母)・・・・カンジダ、ロドトルア



などなどで、このあたりすべてを満遍なく対処しなくちゃいけないのが、防腐剤の役目になります。


で、化粧品で長らく使われているパラベンは真菌・グラム陽性菌に効果がありますが、グラム陰性菌はちょっと不得意だったり、ポリソルベートなどの界面活性剤によって不活性化(効果が減る)する・・・

とか

フェノキシエタノールはグラム陰性菌が得意で、真菌は不得意。

とかいろいろあるんですね。

例えば、化粧品原料でも、「パラベン防腐タイプ」と「フェノキシエタノール防腐タイプ」と言ったように2種類用意している会社も多いのですが(そうしないと、パラベン不使用!がうたい文句の化粧品メーカーに原料売れないからね)こないだ見た例だと


パラベン防腐タイプ・・・0.15% メチルパラベン

フェノキシ防腐タイプ・・・0.8% フェノキシエタノール


でした。

この原料ではパラベンと同じぐらいの効果をだすためにはフェノキシエタノールを約5.3倍入れないといけないってことですね。
あ。でもどれも同じじゃないですよ。パラベンフリーのもので、フェノキシ防腐のモノが絶対に5倍入っているという意味ではないです。

こういうことって一般消費者にはなかなか知る機会がないと思いますが、こうやってみると、パラベンがいかに少量で効果があるかがお分かり頂けると思います。
防腐剤はなるべく少ない量で、幅広く微生物の繁殖を抑えることが大事です。だって、防腐剤だらけの化粧品なんて嫌でしょ?

パラベンフリーの流れというのはありつつも、こういう現実をみると、パラベン抜いたからといって、他の防腐剤を5倍も入れないといけないなら、それっていい事なの??と思いませんか??

もちろんパラベンアレルギーの方は、パラベン避けるべきです。もちろんフェノキシエタノールアレルギーの人は、フェノキシ避けるべき。
でも、特にアレルギーがない人は、必要以上に恐れる事はないのではないか?と私は思っています。

というか・・パラベンばっかりよくやり玉にあげられてるけど、ぶっちゃけどの防腐剤も一長一短あるんです・・・

特に新しい防腐剤なんかはさ、あとあとになって思わぬ事が発覚したりする事もあるんで・・それはどの原料も同じですけどね。
だから「長い間使われてきた」と言う事は結構大事だったりするんですよね。



だもんで、こないだも少し言ったけど、

複数の防腐剤を組み合わせて使う事によって

「幅広いスペクトルの微生物」に効力を出すことができ、

結果合計の防腐剤%を減らせるってことが多いわけです。



あとは、グリセリン・BG・PG・プロパンジオール(植物由来のPGでアクアベルタやウォッシングクレイに配合)などの原料は、保湿もするんですけど、防腐補助効果があって、防腐剤と一緒に入れると防腐剤の量を減らすことができます☆ 

防腐剤不使用って謳ってる会社は、BGとかPGとかの濃度をあげて、さらに防腐剤としての登録はないけど防腐効果がある「エチルヘキシルグリセリン」とかを一緒に使って防腐していますね。

防腐剤を嫌う人は多いですが、私は、防腐剤そのものの害よりも防腐不足の害の方が末恐ろしいので、
防腐剤とはうまく付き合っていきたいと思っています☆


防腐剤って奥が深いでしょ???


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