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界面活性剤のお勉強

2012年06月27日 12:59

こないだ、ちょうど界面活性剤の原料メーカーのスーさんがいらっしゃって、いろいろ話したもんだから界面活性剤ボルテージがあがり、書く気がでてきたmariko。

で、石鹸についてだけどさー「いっこ間違ってるよ。トリグリセリドって、3つのグリセリンに脂肪酸ついてるんじゃなくて、1つのグリセリンに3つの脂肪酸がついてるんだよ。」って指摘してくれたスーさんありがとう~

ということで、皆さん若干間違ってたので図とか直しました。すみません。

スーさんは今は営業なんですけど、もともと開発にいたのですごい技術的な話とかが面白いんですよね。
基本化学苦手なmarikoは何かよくわかんねーーーーとなるとスーさんにいろいろ教えてもらうんです。


で、界面活性剤ですねーーー。ま、簡単に言うと、水と油をなじませるもの。です。

界面活性剤



構造の中に、水になじむ部分と油になじむ部分を持ってるものを界面活性剤といいます。
種類も様々、働きも様々ですが、大きく分けて4つ。


①アニオン界面活性剤

水に溶かした時にマイナスに帯電するものです。なので、「陰イオン界面活性剤」とも言います。
とりあえず、洗浄系でよくつかわれます。石鹸もアニオン界面活性剤ね。
ラウレス硫酸Naとかオレフィン(C12-C14)スルホン酸Naなどシャンプーでよく見るやつから、私が敏感肌にオススメしてるアミノ酸界面活性剤もアニオン界面活性剤です。

種類も様々で、マイルドさなどもものによってさまざま。

イメージは「洗う」でオッケー


②カチオン界面活性剤

これ、①と逆で水に溶かした時にプラスに帯電します。「陽イオン界面活性剤」
化粧品での基本的な用途は、リンス・トリートメント・あとは柔軟剤ですね。
「ベヘントリモニウムクロリド(4級)」「ステアリルトリモニウムクロリド(4級)」「ステアラミドプロピルジメチルアミン(3級)」「ベヘナミドプロピルジメチルアミン(3級)」とかって名前がトリートメントとかでよく見るんじゃないですかね~あれです。

残念ながら肌にはあまり優しくないです。なのでリンスとかトリートメントとかでブツブツできちゃう・・みたいな方、やはりいらっしゃいます。でも、別に荒れない人は荒れないし、基本洗い流すものなので必要以上に恐れる必要はないです。ブツブツできる人だけはちょっと用心。ただ、すすぎを長くすれば解決する問題も多いはず・・・

イメージ的には「くっつく」とか「やわらかく」みたいな感じでいいんじゃないでしょーか。
ちなみに、4級の方がトリートメントとしてはしっとりします。3級はさっぱりする感じ。でも3級の方が刺激は弱くて生分解性も高いんだけどね・・私はごり毛なので、もちろん4級LOVE派です。


③ノニオン界面活性剤

イオン化しないものです。
これも本当に種類が多くて、洗浄系で使われるものから、香料の可溶化、はたまたクリームや乳液などの塗りっぱなし用のものの乳化剤としてなど幅広くあります。

ありすぎて書けないけど、まぁうちの製品にからめると、オイルクレンジングシトラスで使ってる「●●酸ポリグリセリル」みたいなやつはノニオンです。


④両性界面活性剤

プラスとマイナス両方もってるやつです。で、基本洗浄系です。
ウォッシングクレイに入ってる「コカミドプロピルベタイン」もそう。名前は若干アニオン界面活性剤っぽいくせに、両性界面活性剤の「ココアンホ酢酸Na」などなどもよく見かけますね。全体的にマイルドです。


まーだいたいのシャンプーの基本構成である「ラウレス硫酸Na」と「コカミドプロピルベタイン」のタッグ。
このふたつは本当によく見ると思うんですよ。

でね、基本的にアニオン界面活性剤(ここでいうラウレス硫酸Na)ってね、マイナスに帯電した状態でふらふらしていると皮膚に刺激になりやすいと言われているの。
でも、この両性(ここでいうコカミドプロピルベタイン)をいれるとプラスの部分がマイナスの部分とくっついて刺激を緩和する・・・という定説があるんですけどね・・・・

まぁこのメカニズムがきちんと働いているかどうかっていうのは、正直微妙なところもあるようですが、まぁ基本、両性界面活性剤はマイルドなので、配合するとアニオン系100%のものよりは、もちろんマイルドになります。(あたりまえだけど)

ただ、両性界面活性剤がいると、泡切れは遅くなるのですすぎはしっかりしましょうね。両性界面活性剤が悪いって意味じゃないですよ、そういう性質だから、それにあった使い方しましょうっていう意味。だいたい、両性界面活性剤入っていないシャンプーってほとんど見たことないから、やはりすすぎはしっかりと。

シャンプーのトラブルで一番多いのはすすぎ残しです。頭皮ももちろんそうですけど、耳の後ろあたりとかも洗い残しが多い部分なので、とりあえず、今日から皆さん一律10秒すすぎ増やしてくださいね♪



で、ここまでざっくり見てきましたけど、


界面活性剤とうまく付き合うためには、使い道を間違えない。


ってことなんです。

つまり、洗浄系のものは洗浄系で使う。塗りっぱなしのものにはやっぱり、洗浄系のものはやめましょうね。ってことなのよ。


でもねーーーーー


結構クリームとかに洗浄系の界面活性剤使ってるメーカーとかあんのよーーーーー(涙)


特に外資系でよくある。
そして、ヨーロッパ系の複合原料とかでも「なんでここにこれ使うかなーーーー」っていうの結構あるのよ。
だって石鹸つけたまま洗い流さないなんて考えられる?まぁ濃度は違えどつきつめればそういうことでしょ・・・

これは、夜までストッキングはきたくないって事でシリコーンもりもりのスキンケアは私あんま好きじゃない。っていうのと同じで、私個人の嗜好もあるけれど。

ただ経験上、肌荒れが・・・と言う人で何使ってます?って商品名聞いて調べると結構洗浄系界面活性剤で乳化しちゃってるクリームとか使ってる人いらっしゃるんですよねー。で、やめてもらうとよくなったりするから、やっぱり洗浄系の界面活性剤のぬりっぱなしは個人的にオススメできない。

っていうかやっぱりどんな界面活性剤も基本ずーーーーっと塗りっぱなしにするのはオススメできない。メイクは致し方なしだけど、せめてスキンケアではなるべく界面活性剤フリーに・・・と思っているので、ミストラルのスキンケアは化粧水は化粧水、オイルはオイルって分かれてるの。余計な界面活性剤入れたくないから。


あと、合成由来とか植物由来とかっていうのも、何度もいうけどあんまり関係ないです。
肌への刺激性とかとはまったく別問題。


そして、洗浄剤として使う場合は、洗浄力とマイルドさのバランスが大事です。
皆さん、無条件にマイルドなやつがいい・・・と思うでしょ?でも、マイルドな界面活性剤は基本、洗浄力弱め・汚れ落ち悪めです(笑)
でも、洗浄もちゃんとしてくれないと困るじゃないですか・・だって洗いたいんだから・・・
「洗う」という行為をする以上、刺激ゼロにはできません。

だから、これも、界面活性剤だけをみるんじゃなくて自分が落としたい汚れと相談してほしいの。
シャンプー鑑定サイトじゃなくて、自分のライフスタイルと相談すべきなの(笑)

例えばシャンプーは、整髪料つけている人と、つけていないひとでは必要な洗浄力は違うよね?

クレンジングだって、私みたいにファンデーションにはシリコーン必須!と思っている人と、ミネラルファンデだけって人、必要なクレンジング力は違う。シリコーンは落としにくいからね。

そういうことです。

この成分は洗浄力強くてダメです!とかって一概に言えないってこと。
汚れの度合いによって、洗浄力は変えるべきなので、成分だけ切り取ってあーだこーだ言うべきじゃない。


ちなみに、今度のうちのシャンプーは、デシルグルコシドというノニオン界面活性剤を使っています。
基本シャンプーなどの髪関係はドS美容師さんの理論にうなづくところが多いんですけど、ミストラルが作るんだからある程度の洗浄力を・・といってもやっぱりこだわりたくて、この原料を選びました。
たっけーんだけどね。この原料。結構シリコンとかも落とすのにキューティクルは「ラウレス硫酸Na」と比べて傷まないというミラクルなデータがあるよ。ぶふふ。ミラクルすぎてほんとかいな?と思ったけど、泡立ちもいいし、ギシギシしないのは確かっすね。この人は。とりあえず使い心地よかったので採用。

でもこの原料、クリームとかにたまに入ってんだよ・・・
洗浄系だぜ?やめよーぜクリームとかに入れるの・・とか思うワケですよ。私は。
でも「植物由来だから安心」とか言ってるのね。植物とか関係ないから。植物でもなんでも洗浄系はクリームにはやめれ。とね。


で、あんだけ推してるアミノ酸界面活性剤を使っていないというあまのじゃくぶり。
理由は「この世の中にアミノ酸界面活性剤を使ったシャンプーは結構あるから」です(笑)


結構うちのシャンプー面白い処方だと思うんだよね。
で、洗い流しても落ちにくいカチオン化ヒアルロン酸とかいれてんの。(カチオン化させてるからくっつく。わかりますよね?)
ボディシャンプーとしても使えます。洗いあがりは石鹸派からはクレームが来るぐらいしっとりだけど。ぬるぬるともいう(笑)

シャンプーは中身校了してるんだけど、トリートメントがまだまだ苦戦中。
ノンシリコンでいけるとこまでしっとりさせたいというワガママが爆発中で、処方担当Kさんを苦しめています。
ぶはは。


ちなみにさー自然派の人達が超嫌ってるアニオン界面活性剤の「ラウリル硫酸Na」とかさーヤシ油とかからも作れちゃうから、自然派♪みたいな洗剤とかに普通に入ってたりするんですよねー
ラウリル硫酸Naはエコサートで認められている界面活性剤らしいんだよね。オーガニックに全く興味ないから詳しくないけど。

で、「え?なんであの合成界面活性剤のラウリル硫酸Naが?あれ、石油由来だから悪いんじゃ・・なんで自然派なのに入ってるの?」みたいに混乱している人もいらっしゃるけど・・・

そういう方たちってどうするんだろ?ラウリル硫酸Naだけど、自然由来ならいっか。ってなるのかなーそれとも「ラウリル硫酸Na」だったら天然由来でもやだ!ってなるのかなー

つか、個人的にはいつものごとく、荒れなきゃどっちでもいいんじゃない・・・って感じですけど(笑)
っていうか・・・何度も言うけど石油ももともと天然物だしさ・・・

最後にもう一度。
洗浄物は、落としたい汚れによって選択すべきものなので、成分ひとつを切り取ってあーだこーだ言うべきではない。
優しいシャンプーを使いたいなら、ワックスとかスプレーとか整髪料をなるべく控えるとかでバランスとってね。

むやみに危険危険ばっかり言ってる人は要注意。
あなたに何かを売りつけたいだけですよ(笑)


ではっ!


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