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シャンプーの洗浄剤について 2

2012年12月26日 15:12

シャンプーの洗浄剤を語る上で避けて通れないのが「TEA中和」ですね・・・
「ラウロイルグルタミン酸TEA」とかですね。医薬部外品だと「○○トリエタノールアミン液」とかって表示ですね。(化粧品と医薬部外品、同じ成分でも表示名称が違うんです)

もうねーーーーTEA中和タイプはとにかく洗い上がりがかなりよいのですよ。サロン系のたっかいシャンプーはまぁTEAタイプ多いです。そのくらい「あっなんかこのシャンプーいい!違う!」って思わせてくれます。
あと、Na(ナトリウム)で中和するよりもTEAで中和した方が皮膚刺激が少なくなります。

じゃあ、みんなTEA中和使えばいいじゃん! と思いますよね?


だ・け・ど。


TEA中和タイプは使わないというポリシーの会社もあります。


なぜか。


TEAが発がん性が疑われた経緯があるからです。TEA・ニトロソアミンとかで検索するといろいろ出てくる
と思います。

簡単に言うと、

1:TEAはそのままでは、発がん性のあるニトロソアミンは生じません。(文献1)
2:しかしながら、条件がそろうと発がん性のあるニトロソアミンに変化します。
その条件は、化粧品中にTEAがあり、亜硝酸塩があるといった条件です。亜硝酸塩は流通で使用されるドラムからコンタミ(入ってしまう)ことが想像出来ます。(文献1)
3:他にも、(亜硝酸塩がなくても)一部の防腐剤(BNPD)が配合された場合でもニトロソジエタノールアミンが生じる可能性があります。(文献3)
4:また、アメリカや日本のトイレタリー商品でも実際にニトロソジエタノールアミンが検出された報告がります。(文献4)
5:また、マウスの実験ですが、TEAを傾向摂取し続けると発がんがおこります。(文献2)

文献1:フレグランスジャーナル1979年No.34 G.A.アンダーソン 「化粧品中のニトロソアミン」
文献2:フレグランスジャーナル1979年No.37 田ノ岡宏 「トリエタノールアミンの突然変異原性と発がん性」
文献3:フレグランスジャーナル1996年12月号 吉岡、松田 「最近開発された高機能化粧品素材」
文献4:フレグランスジャーナル1979年No.37 井上邦夫 「トイレタリーにおけるニトロソアミンと突然変異原性について」
文献5:技術情報 No.200 1995年 日本化粧品工業連合会 「NTPトリアタノールアミン発癌性実験で雌マウスに発癌性の疑い」

(角谷さんのサイトより引用させて頂きました)




こういう事がクローズアップされると、TEA中和を使っている会社をやたらと攻撃する消費者もいるのですが、
業界でいろいろな意見を聞いていると、ニトロソアミンが出てきてしまうような状況というのは相当過酷な状況で、普通では考えにくいという事を聞きますので、正直、そこまで神経質にならなくてもいいと思いますし、
Na中和よりもTEA中和の方が刺激が少ない事は確かなので、「皮膚刺激を減らす」ということに重きを置いている会社が使うのは別に不思議ではないのです。

TEA中和が嫌だとか言える方というのは、実は「幸せ」なんだと思うんです。
正直、弊社の「フォーエムシリーズ」のターゲットになっているMちゃんもそうですが、とにかく肌が荒れていたり、荒れやすかったりする方からすると、何よりもやっぱり「荒れないこと」が大事なわけで、TEAがどうとか言ってられないんです。

ちょっと例えがよくないかもしれませんが、生きるか死ぬかの時に「食品添加物が入ってるモノは体によくないから食べたくない」といって食べモノ拒む人はほとんどいないと思うんです。
「今、空腹をしのぐことが大事」「今、荒れないことが大事」もちろん程度は全然違いますが、根本的には同じなのです。


うちの会社でシャンプーを開発する時に一番苦労したのが、「洗浄剤を何にするか」でした。


TEA中和の界面活性剤を使わずに、同じような洗い上がりを実現する


という事を掲げて開発を始めたもんだから、まー大変でした。
そして、あれだけマイルドだよ~って私も推しているアミノ酸界面活性剤も使っていないんですよ(笑)
今のシャンプーって、だいたい2択になってくると思うんです。「ラウレス硫酸Na」か「アミノ酸界面活性剤」か。
とすると、ラウレス硫酸Naが刺激強くてダメ、でもアミノ酸も痒くなるっていう方が使えるものを探すのが相当難しいんです。

ということで、うちは、両方使っていなくて、ラウレス硫酸Naも、アミノ酸もNGという方に是非使って頂きたいな~と思って処方組みしました。
汚れはしっかり落として、でも、それなりにマイルドっていう感じで作りました。(原料の値段高いですけどね!)


ちなみに「コカミドDEA」も不使用!
先ほどのTEAはトリエタノールアミンでしたよね?「トリ」は3の意味。これは、簡単に言うと、ブツが3つくっついているという事なんです。

DEAは「ジエタノールアミン」で「ジ」は2の意味です。2つくっついている。
ちなみに1は「MEA」「モノエタノールアミン」となります。ひとつくっついている。

DEAも発がん性物質として一時期疑われましたが、今は発がん物質リストから除外されていますので多くの企業が使っています。
DEAなどは他の界面活性剤と一緒に配合すると、増粘してくれるので、処方上便利なんですよね。
一般の消費者の方があまり知らない処方裏ネタだと、シャンプーの処方では、「増粘」「透明」がけっこうキーワードです。
サラサラの液体だと使いづらいので、「増粘」は結構大事で、あと、透明なシャンプーに仕上げたいとかだと、使えない原料とかがでてきます。この原料いれると白濁する・・とかがあるので。
このように、外観重視だと使える原料・使えない原料でてくる場合もあるんですよ。面白いでしょ。

うちは、外観とかあまり気にしない、むしろ原料至上主義なので、なしでいけるなら、なしで!ということで、DEAもなしなのです~☆でも、サラサラの液体ではないので安心してください(笑)

なんで処方に苦労するのか、なんで開発に時間がかかるのか、それは「あんまり今までないこと」に挑戦しているからなんですね★

ほんと、お待たせしてすみません~だすだす詐欺のミストラル(笑)
この間来てくださった原料会社さんが紹介してくれた原料がめちゃめちゃよさそうだったので、シャンプーに追加しちゃったんだよね~♪フケとか炎症ぎみの頭皮のトラブルを「ピロクトンオラミン」とかの殺菌剤以外でどうにかしたくてね~(ちなみにピロクトンオラミンがよくないという意味ではなく、医薬部外品の有効成分なので、みんなよく使うから、そういうの以外でどうにかしたいという私のわがままです。)
ということで、菌検査とかやり直しで、まだもう少し時間かかりますけど・・・すみません。

こうやってもう処方校了かっ!って時にいい原料紹介しにきたり、業界紙でみつけちゃったりするんだよね・・・てへ♪


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